わたしのランチ×俺の昼飯　

いつもとは違った
危ないランチ
加藤くん（草薙修二）

オレのランチは、大体、いつも愛妻弁当です。

都合によって１週間のうち１度くらいは、コンビニで弁当を買うこともある、というような感じでしょうか。それを職場の机のうえで食べてます。

キウイは妙に黒々していて、ちらっと見た感じ、アボカドかとも思いますよね。もう危ないゾーンに侵入してます。大きめな目玉のマグカップを職場に置いていて、たっぷりとコーヒーが入ってます。職場のサーバーから、なみなみと入れて机に運んで飲んでます。

今日のランチは、……こんな感じです。あれ？　愛妻弁当じゃないじゃん！　と思われる方もいらっしゃるでしょうか。

いつもは、オレの体を気遣って、妻は栄養をよく考え、バランスのよい弁当を持たせてくれています。時々は、海苔を丁寧にカットして、ご飯のうえに黒々と「ＬＯＶＥ」とか書いてあったりもして。

ですから、この写真のような、こういう愛妻弁当は、滅多にありません。

それにしても、いつものランチと大きく異なっている点はというと、今日はやけに果物が多いなあ、ということですかねえ。

今朝、出勤前に、妻から、握りたての暖かいおにぎり、カップ麺、それと、いつもはあまりないフルーツをドンと渡されました。

実は、ずいぶん前に知人からもらったリンゴやみかん、それに、ご近所の方が庭で作ったキウイとかでした。それらが、まだたくさん台所の隅に残ってましたから、なんとなくイヤな感じがしてました。

……確か、１週間ほど前でした。

妻から、「この果物、そろそろダメになりかかってるから、早めに食べてね」とか、「ねぇ、このキウイ、なんだかチーズのような甘いいい香りがしてきたわ、だから早く食べてよ」などいわれていたのを、なんとなく覚えています。いや、ひょっとしたら１０日くらい前だったかも知れません。その一部が、今朝、そのまま昼飯として手渡されたようです。

それを持ってみたら、キウイやみかんはいうに及びませんが、リンゴですらなにやら軟らかな感触で、普通に握って持ったら果肉が崩れそうな、危うい感じでした。

どうも、甘酸っぱい香りも漂い、発酵がかなり進んでるかな、という感じです。ですが食べ物を粗末にするのはキライだし、オレの信条に反します。喜んで、いただきましょう。

なお、おにぎりには、大きめな焼きタラコが入っていて、とても美味しかったです。（談）

・加藤くんからの指名による次回の担当は、ねずみです。