野村川湯YH ニッポン漂泊記 | 野村川湯YH 野村川湯ユースホステル

ニッポン漂泊記

ニッポン漂泊記
茂原の直売所へGo!!
千歳(宮崎ムツコ)

ここのところ、スッキリしない天気が続いてますね。

出掛けるのも億劫ですが、毎月滞在する別荘のある茂原市(千葉県)に今月もやって来ました! 自宅のある川口市(埼玉県)にいる分には、出前など取れたりして、私的には楽で大満足ですが、茂原は敷地も広く、のびのび出来るので、月の内20日間ほど滞在します。行ったり来たりですが、どっちにも良さがあるので、定住はまだしばらく先かなぁ。

 

さて茂原に滞在中は、私が恐れる、ほとんど自炊という過酷な試練が! 私達の別荘は、茂原の市街地ではないので、出前など来ないのです。 今日は何にしよう? と毎日、献立を考えたり。

すると、つい楽そうなメニューですませたりして、で、飽きてきたーと思っていた頃、突然、友達から連絡があり、直売所にわらびが出たよ! とのことでした。

わらびかぁ……アク抜き大変そうだな、と思ったけど、友達に聞くと灰で灰汁抜きすればいいんだよ、と教えてくれたあと、「灰は、灰を以て制す」という名言を残しました。でも、そういわれても、やっぱり初めて作るので心配でした。

そこで、ネットで調べてみると、なるほど!! 重曹での灰汁抜きもありますが、炭の灰はわらびの入ったボウルに入れて、熱湯を注いでひと晩置くだけ、ってクックパッドに出てました。だったら、簡単だ!!

で早速、最近、リニューアルしたという茂原の直売所へ初めて行ってみました。Go!!  するとそこには、新鮮なタケノコ、トマト、青野菜など地元産がズラリとあって、あれもこれもとなりそうでしたが、グッと堪えてわらび探し。見つけた~! しかも、あと1束。

ここが茂原の直売所「旬の里 ねぎぼうず」。地元生産者の皆さんが、新鮮で、安い農産物と加工品を並べています。どうやら茂原はネギの産地であるらしく、この名称になったようです。

旬だからみんな買うんだなー! と思うやいなや誰にも渡さない、とばかりにサッとわらびを手に取って、買い物カゴへ。わらびゲット!!

よく見ると、わらびの置いてあった隣に、ちょうどよい量の炭灰の入った袋が置いてある。そしてそこには、「わらびを買った方へ」と添え書きが! 無料か〜、ヤッター! 灰を買う必要がなくなって、だいぶ喜んじゃいました。

山中一三さんの採った(作った)わらびは、270円でした。……ちょっとだけ残念なのは、千葉市産とあったこと。でも、千葉県産ですからね。炭灰はタダ

すぐに家に帰って、灰汁抜き開始!

わらびは既に柔らかく、灰汁抜きしなくても大丈夫そうな様子です。イヤイヤちゃんとやりましたよ〜。

灰汁に浸けたら、こんな感じになって、ちょっと不安かも。 とにかく、ひと晩このままなにもしないで放置します。

翌日、わらびを浸した真っ黒な灰汁を捨て、よく洗いました。灰がどんどん落ちてゆく。しつこいくらい洗います。そこにまた友達から情報が入り、わらびが出来たら、めんつゆとマヨをかけて食べると、バクバクいけるよ! と。

夕食の時まで水に浸けておいたわらびは、はい! 食べていいですよ! と言ってるように、美味しそうな素振り。適当な長さに切って器に盛り、めんつゆとマヨでひと口。パク!! ウマウマ〜!

翌日、緑色がとても瑞々しく、輝いてるみたい。 めんつゆをかけ、マヨネーズで和えながら食べたら、ウマウマでした。

茂原の野の幸は、私に春の福を運んで来てくれました! ヤミツキな味です。苦みもなく、めんつゆとマヨがよく合って、すっかり鰹節かけて醤油で食べるのを忘れちゃいました! 作った分は、ぺろっと全部食べられそうです。お酒も進み、お腹は大満足!

ひと手間かかるけど、作って正解な「茂原」わらびのお浸しでしたー!!  ■

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