青森で見つけたもの
フッコ(横関福好)
今、青森市から、八戸市を旅しています。
といっても、観光地を訪れたり、アミューズメント施設に行ったりはしません。昼間は、大体、青森県人と深くふれあい、夜は、たまに地の美味しいものを食べ、さもなければ、評判のよいラーメン屋とかにでも寄って、またはコンビニを覗いてから、早々にホテルに戻って、寝ます。
それでも、やっぱり時々は魔が差すこともあって、地元の商店街や、ショッピング・モールなんかをウロつくこともあります。すると、小さな発見や、出会いがあったりします。
◎赤福のようで、違和感のある「餅」
青森で、全国の美味しいものを集めた物産展が開かれていました。なにがあるのかなぁ、と、冷やかしてたら、見覚えのある「赤福餅」みたいなのが山のように積まれてました。
伊勢神宮の、おかげ横丁入口近くにある赤福本店を、知ってますか? 行ったことはなくても、多分ほとんどの人は、一度くらい、あの赤福餅を食べたことありますよねえ。
私は、食べたい、という気持ちではなく、薄い違和感のようなものを感じながら、そのピンクの包装紙の山を眺めていたら、そには赤福ではなく、「お福餅」と書かれているではありませんか。
……知りませんでした。三重県には、「赤福餅」と「お福餅」と「伊賀福」があるんですってね。どれも、見かけは、とてもよく似ています。
しばらくしてから、またその売り場に行ってみると、あんなにあったはずの「お福餅」はすでに完売してました。どうやら青森では、根強い人気があるようです。
◎ガイコツの髪の毛
ふらふらっと、100円ショップに寄ってみることもあります。
旅先であっても、馴染みの店のロゴを見つけたりすると、理由もなくするっと惹きつけられちゃう、みたいな感じでしょうか。
ダイソーは、青森県内にはおよそ50店舗ほどあるそうですから、出会いの確率は、そう低くもないのかも。やっぱり定番商品は、全国どこの店でもあまり変わらないよなあ、なんて、思ってたら、「ガイコツ」を発見しました。
ひと目見て、すぐに気に入りました。しかも目にはバネがつけられていて、飛び出るような仕組みになってるし、精巧な作りです。試しに被ってみたら、私の髪の毛がちらっと見えて、これがとてもリアルな雰囲気を出してるし、なんの躊躇もなく買うことにしました。
……で、買ってどうするかって?
家に帰ったら、これを被って、近所の街路樹によじ登ります。そして枝に座って、朝、子供たちが学校に行くときに、猿のように大きく手を振って「いってらっしゃ~い」と叫んでやろうと思います。フッコでした。(談)
コメント