野村川湯YH ニッポン漂泊記 | 野村川湯YH 野村川湯ユースホステル

ニッポン漂泊記

ニッポン漂泊記
旅の友が開いた店
でんちゃん(新田紀男)

 

今の若い人は知らないと思いますが、30年ほど前は、秋田と東京の間には北海道や北アルプスがあり、その行き来は大変な時代でした。

その時も、東京で週明けから研修があり秋田を早々に出発、北アルプスを抜けて研修に行くことに。乗鞍のユースに泊まった際に、その後、長く付き合うことになる旅友の女性と出会いました。

旅の途中の白川郷

天候やら、いろいろドタバタもあって、彼女と一緒に連日、乗鞍に登ることに……。その出会い以降、旅の途中で寄ったり、寄られたりしながら30年くらいたちました。

その彼女は大手電機メーカーを退社しフリー・ルポライターになり、そして飛騨に移住し飛騨の魅力を発信し続けていましたが、記事を書きつつ古民家を改造し、バル付きの燻製屋を始めました。

すぐにでも行ってみたかったのですが、時はコロナ下、なかなかいけない状況。

今年(2023年)の2月、ANAが全路線1万円キャンペーンをやった時、これはチャンス! と思い、秋田−中部国際の切符を即購入。尾張一宮でお詣りし、岐阜城、下呂温泉と旅を堪能しながら、高山へ。開店ダッシュで燻製屋に入り、バルで燻製をつまみながらワイン、日本酒。なんだかんだと長居しました。

ひとりでやっているので忙しい中、旅の思い出話にも付き合ってもらい、お客さんも交えてあっという間の時間が過ぎました(店が終わってから、焼き鳥屋で2次会してましたが)。ともかく、とても居心地の良い店です。

今夏の川湯でのミーティングには、フッコや真くんはじめギフ夫妻など、岐阜の方が多かったので、紹介がてらこうして原稿を書いてます。

ちなみに店の名前は「tabibito」。高山市の朝市がある通りの裏通り、気をつけて見ないと通り過ぎてしまいます。「高山 tabibito」 でググると出てきます。ギフさん、ぜひ妻子さんと訪れてみて下さい。燻製、美味しいですよ。■

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