第4回
鍋で味わう「白菜たっぷり餃子」
みほ(高杉美穂)
今シーズンは、白菜が豊作なのか? 頂きものの白菜のオンパレードとなり、白菜に急かされ、追われているような感じです。
美味しいけれど重なっちゃうと、どうしよう~。大量消費を考えて、セコセコと餃子を作っては冷凍! しております。
これが、夕飯を作りたくない時に、とてもいい仕事をしてくれるのです。
また、このレシピの基本は、以前、従兄弟の家にたまたま遊びに来ていた中国人から、直接、教えてもらいました。以来、ずっとこの作り方を忠実に守り続けていて、我が家の人気のメニューのひとつとして定着しています。
写真にもあるように、何本もの菜箸を握って、具材を右に回して混ぜながら、私はいつも、なぜ、右に回さなければならないのかなぁ、と、ちらっと思いながらも、グルグル、グルグルと、素直に、実直に右に回し、長い間、ずっと作り続けてきました。
信じて右に回せば、きっと美味しくなりますから。■
[ポイント]
★白菜の水は、しっかりとしぼって抜いておく。
★具材は、手で混ぜずに、菜箸を使ってよく混ぜる。
★冗談のようですが、具材を混ぜる際は、かならず右回しで。
[材料]
白菜 大き目 5枚位
豚バラスライス 200g
エビ 200~300g
卵 1個
塩 少々
豆板醤 小匙1~
醤油 小匙1~
胡麻油 適量
[作り方]
1,白菜を微塵切りにする。ザルに入れ塩を振り混ぜてしばらく置く。水が出てきたら布巾で包み、しっかりと絞る。
2,豚肉、エビは、包丁で粗みじんにしておく。
3,ボールに2を入れ、菜箸を5、6本持って右回しで混ぜて、卵、調味料も入れその都度、右回しでグルグル混ぜていく。最後に白菜を入れ、最後まで右回しでグルグルと、よく混ぜる。
4,餃子の皮に包んで、おしまい。
☆このまま、タッパーに粉を振って餃子を並べ、冷凍にする。焼いて食べるときは、フライパンに餃子を並べ、粉を流すようにお湯を掛けて焼くと、羽根つき餃子になります。
焼き餃子も、水餃子も、さっぱりしていて美味しいですが、寒い日は、水餃子鍋がお勧め!
水餃子鍋は、土鍋に、鶏ガラスープを入れ紹興酒、または日本酒を加え、醤油をタラ~っと回し入れて、そこに白菜の芯の方を食べやすく切ったものと、人参などを入れて少し煮ます。
次に、鍋底にくっつかないように餃子を少しずつ入れ、浮いてきたら、白菜の葉、水菜、もやし、ネギ、椎茸などお好みの野菜を入れて、召し上がれ!
☆食べるときは、「韮だれ」が合います。
簡単な「韮だれ」は、作ると色々な料理に使えます。
韮1束は、細かく切る。生姜ひとかけも微塵切りに。ボールに韮と生姜を入れ、その中に醤油大匙3、酢大匙2、砂糖小匙1、豆板醤小匙1、白いりごま大匙2、を入れます。
そこに、フライパンで温めた胡麻油大匙2~3を入れて整えたら、完成。
コメント
ん~っまそー!焼き上がった画もほしかったなぁ。
いよっ、お料理上手!!