第7回
取り敢えず……おつまみ!
枝豆と冷や奴
ミホ(高杉美穂)
この数年、夏の暑さが、半端ない!
残暑の日の午後、晩ご飯はどうしようかな? と、思案していると、おかずよりも……おつまみ! が気になってしまう!
あまり飲めないのだけれど、おつまみを食べるのが大好き! 飲めない、といっても、ビールだけは好き。なかでもキリンのラガーがいいですね。念のために、あのキリンが誤解しないように注意深くいうと、キリンが好き、なのではなく「キリンのラガー」がとても美味しいんです。大体、コップ1杯をいただけば、じきに私の頬は赤く染まり、ほろほろと酔ってしまい、勢いで2杯目を飲んだりすると、もうすっかり酩酊し、興が乗れば脱ぎはじめちゃうかもよぉ。
……冗談? はさて置き、本題に戻りましょう。
そうはいっても、主菜を作るのに時間がかかるときもあるので、おつまみは、なにより簡単で、しかも、家庭料理全般にもいえるのですが、特別な素材は必要なく、家にあるもの、容易に手に入るものでいかに美味しく作るかが、なにより大切と、いつも思っています。
そこで今回は、誰でも作る夏のおつまみの王者「枝豆」と「冷や奴」。
枝豆はたっぷりの、お湯を用意して、が、定石ですが、暑い時季にたっぷりのお湯を沸かすのもアツイ!
時短で、美味しいと思う作り方、公開しちゃいます。■
☆枝豆
[ポイント]
★小鍋を使って、少量の水で。
[材料]
枝豆。どこの産地のものでも構わず、頓着しません。
その日に、いつものスーパーで売っているものを求めましょう。
塩 適量
[作り方]
1,枝豆200グラムに、塩を小さじ1~2を振り、よく揉み洗いする。
2,台所にある一番小さい鍋に入れる。そこに200ミリリットルの水を加え、蓋をする。
3,最初は強火、沸いてきたらプクプクと泡立つ程度の弱火にし、3~5分茹でる。
4,3分位から、味見して自分の好みの固さになったら、火から下ろしザルにあげる。
※塩分を控えている方は、塩で揉み洗いした後、流水で洗い流すとよいです。
☆冷や奴ー玉ネギ・バージョン
[ポイント]
★長ネギとショウガは使いません。
[材料]
豆腐 1丁
サラダ玉ネギ、なければ、普通の玉ネギ 1個
ごま油、ゆずぽん(家にあるもので)、または醤油
カツオ節 適量
[作り方]
1,玉ネギ(サラダ玉ねぎがお薦め)1個は、スライサーでスライスしておく。
2,サッと氷水にくぐらせ、パリッとさせる。
3,大皿に冷え冷えの豆腐を、1丁ドカンと置く。その上に、スライスした玉ネギをバサッとのせる。
4,玉ネギの上に、ごま油を軽く円を描くように掛け、次にゆずぽん、または醤油を同じように掛ける。今回は、たまたま知人からいただいた宮崎のゆずぽんを使いました。
5,最後に、カツオ節を多めにのせて、サーバースプーンで崩しながら取り皿に取って召し上がれ。
あっ!! これは、今やってはいけない大皿料理でした。小皿に同じようにして作ってみて下さい。
長ネギ・ショウガ・カツオ節のいつもの薬味も美味しいですが、たまには、こんな冷や奴もよいかもしれません。若い人たちに、とくに評判がいい冷や奴です。
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