野村川湯YH 川湯的「人生相談」     心のラビリンス | 野村川湯YH 野村川湯ユースホステル

川湯的「人生相談」     心のラビリンス

連載 人生相談

悲しみ、苦しみは人生の花だ、といったのは、坂口安吾です。

人の歩みの先には、思わぬ小石が転がっていて、つまずいたり、焦ったりします。悲しいことや、悔しいことも多々ありますが、しかし生きてさえいれば、明るい希望だって、確かにあるのです。

そんな人生の悲喜交々に潜む悩みを、じっと抱えていないで、アブナい橋を渡ってきた川湯的人生の達人たちに聞いてもらって、あなたの心をスッキリとさせましょう。

回答は、キリン、フッコ、らんさあ、が担当しますので、ご期待下さい。

 

家族のための家事が面倒に……
相談者●Tさん 女 60歳代

 

最近、家事が面倒になってきて、嫌いなりそうです。

若い頃はそうでもなくて、作ったことのない料理やお菓子を焼いてみたり、積極的でした。家の掃除もこまめにやり、時々は、部屋の模様替えもしていましたが、今では、日々の掃除すらサボり気味。毎日の食事のための買い物なんて、残り物でいいしぃ、なんて思うことも。

自分自身のことはよいとしても、いつの間にか、家族のための家事が、面倒になっているみたいです。こんな私の気持ちを改めたい、とは思っていますが、どうしたらよいでしょう。

 

ダラダラも生き方のひとつ
回答者●らんさあ(国分秀夫)

 

家事が面倒ということですが、同感です。

今まで家事を続けてこられた。そのことに敬意を表します。

サボれる事柄はサボっていいではありませんか。家は多少汚くとも、生きていけます。食事も特別美味しくなくとも、食べられれば生きていけます。深刻にならず、ダラダラを生きるのも生き方のひとつでしょう。

さて、相談者は家族のための家事が面倒、その気持ちを改めたい、とのお悩みですね。

改めたいとの気持ちをもっているならば、その気持ちを持ち続けて下さい。そのうち面倒と思わない時期が来るでしょう。■

 

 

▼……いつもなら、一題につき回答すればよい、とされているのですが、今回は私(らんさあ)の興が乗り、続いて、もうひとつ回答をすることにします。おまけ、とか、ついで、ではなくて、もちろん私なりに精一杯、シリアスに回答します。

 

娘の愛なのか……
相談者●Nさん 男 60歳代

 

たまに娘と食事をすると、食べ方が汚い、とかいわれます。麺類や味噌汁を啜ったり、納豆を食べるとき、食べ物をこぼしたりする時など。

テレビを見ていて、片尻を上げて放屁したりする際も、露骨に不機嫌にします。トイレの使い方がよくないとか、まるで私を汚れもの扱いし、かと思うと孫と同列扱いに、ソファで居眠りするなとか、スマホの見過ぎとか注意され、細かな指示が多くなりました。

娘の愛なのか、それとも疎まれているのか、分かりませんが、もう少し優しく接してほしいと思いますが、どうしたらよいですか。

 

優しくできないのが普通
回答者●らんさあ

 

音を発してすするのは食文化です。ざるそば等は音を発して食べると、美味しくなるものです。

食べるときこぼす。手の感覚、視力の衰えによるものでしたら、こぼすのは仕方ありません。箸を匙に持ち替える。こぼしたら自分で直に拭取りましょう。口の周りに食べ物が付いた時も同様です。

片尻を上げての放屁。それはマナー違反です。止めて下さい。

トイレの使い方が良くない。観察していませんので、良し悪しの判断は出来ません。あなたが、トイレ掃除をしましょう。スマホの見すぎは体によくありません。スマホを見る時間をトイレ掃除に変更しましょう。

子供が親に優しく接するのは、親の先が見えたときです。優しくできないのが普通です。孝行したい時に、親は無し。■

コメント

  1. 旅芸者 より:

    「子供が親に優しく接するのは、親の先が見えたときです。」
    その通りだね。
    ランサー、初めて良いこと言った。

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