そろそろ誰かに……
相談者●キリン 男 60歳代
オレが預かってる「大きいひょうたん」のことです。
置き場所にも困りますし、妻も時々、これ、なんとかならないの……、といっています。
そろそろ次の誰かに渡したいのですが、どうでしょうか。
「イン姫路」を企画して下さい
回答者●フッコ(横関福好)
どうやら、キリンは瓢箪を持てあまし、悩んでいるようですね。では、私がアドバイスしましょう。
……そもそも、あの瓢箪の種は、長野県の大鹿村で、瓢箪を素材にしたアート・ランプを作ってる作家から、直接、いただいて、私が育てて収穫したものです。
ただし、私の不注意により、近所のホームセンターで買って来た種と混ざってしまい、どれがなんだか、分からなくなりましたが。それを丹精込めて世話をしたのですが、毎年、なぜか、小さな瓢箪しかできませんでした。
ああ、今年も小さいのしかできないなぁ、といった私の言葉を、たまたま亡父(横関藤松)が耳にして、ある日、どこからか、あの大瓢箪を手に入れてくれました。拾ったか、もらったか、買ってはないと思いますが、今となっては出所は不明です。ともかく、父の息子を思う熱い気持ちが、あれには籠もっているのです。
そこに、真くんが絵を描き、私が仕上げ処理をしました。大変な労力と、3人の男の思いが封じ込め籠められているのです。
そしてイン岐阜の時に、小さい瓢箪は各参加者への手土産とし、大きく立派なあの瓢箪は、抽選の結果、幸運にも大当たりしたキリンのものになりました。当たりくじなのですよ。
当初から、あの大瓢箪は、今後もどこかで開かれるであろう「野村川湯イン○○」の際に、結束のシンボルとして、持ち回りで誰かに手渡すという定めなのです。
ですからキリンは、慎重に時機をみて、イン姫路を企画し、参加者全員を自宅に泊めて、その場で、あの大瓢箪を誰かに手渡せばいいのではないでしょうか、大当たりとしてね。
もし、自宅開催は離婚の原因になりかねず、莫大な慰謝料がかかるから、というのなら、慰謝料分のそのお金を使って、どうか姫路城を貸切り会場にして、開催して下さい。それもダメなら、どこかの5つ星ホテルの宴会場へでも、みんなをご招待してくれればいいのですよ。キリンなら、簡単にやってのけられるでしょうねえ。
それまでは、どうか大切に「大瓢箪」を保管して下さい。フッコでした~。■
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