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川湯的「人生相談」     心のラビリンス

連載 人生相談

いつの間にか、行方不明に
相談者●Kさん 女 60歳代

 

私は、若い頃からずっと、整理整頓が苦手でした。今もあまり変わりません。

子供の頃は、両親や教師から、整理整頓するようにいわれ続け、今は、夫や子供たちからいわれます。家のなかは、もちろんゴミ屋敷ではありませんが、気合いを入れて掃除や片付け、整理をしても、すぐにまた、元のようにモノが散らかってしまいます。

最近、一時的に行方不明になって困ったのは、財布、保険証、スマホです。スマホは、誰かに鳴らしてもらっても、役に立たないこともあります。家のなかでなく、車内や勤め先にある場合もしばしばだからです。

夫からは、置き場所や片付ける場所を決めるようにいつもいわれ、そのようにするのですが、いつの間にか、行方不明になっています。……どうか、アドバイスを下さい。

マーキングとロケーティングを徹底しなさい!
回答者●らんさあ(国分秀夫)

 

片付けが苦手、なくしものが多いとの相談ですが、片付けが得意と自分で言える人は少数でしょう。私も苦手です。そんな人が回答するのはおこがましいですが、命題を頂きましたので、私なりの考えを記します。

まず、整理整頓ですが、整理とは必要なものと、そうでないものを区別することです。

整理ができていれば後は整頓、すなわち必要なものを整えるのみです。近年、断舎利というTV番組がありますが、これは人生相談と思いながら拝聴しています。

本題に戻ります。

まず、ごみ屋敷ではないとのことですので、無理やりものを減らす必要はないと思います。ものが多くて困っていましたら、減らす。これでいいと思います。

もしも、多くて困っているとしたら、所持できる許容量を決めて、削減して下さい。処分の基準は、あなたが決めて下さい。あなたの優先順は他人には分かりませんから。

次に、ものが散らからないようにするのが整頓です。

ご主人様から置き場所を決めるようにとのことですので、それを遵守して下さい。置き場所を決めたなら、そこには別のものを置かないことです。決めた場所には、決めたものを決めた数量までしか置かないこと。たとえば、スマホはTV台上にて、右端に置く。ここにマーキングをして、別のものを置かせない。帰宅したら、ここにスマホを置く。スマホを使った後は、ここにスマホを置く。これでスマホが行方不明になることはありません。

筆記具などは、常時使用する分のみをロケーティングします。私のペン立ては赤・黒・青ボールペン、赤・黒・青シャープペン、赤・黒・青サインペン、消しゴム各1個です。

2個目以降は、ストックボックスにて保管してます。

路上や展示会で販促品として配布している筆記具を受け取ると、ストックボックスが一杯になってしまいますので、受け取らないようにしています。

お宝を探している時間は楽しいですが、必要なものを取り出すための探す時間はもったいないです。

使う頻度の高いものから整頓して、探しものの時間を節約しましょう。■

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