私が”アレ”を教えます

ドライフルーツを切るには、ハサミを使う
フッコ（横関福好）

こんにちは、フッコです。

皆さんもご存じの通り、私は手八丁であるかどうかは自分ではよく分かりませんが、口八丁なのは間違いありません。そういう特技を活かして、私は北から南までの、全国の老舗デパートなどで仕事をしてきました。

例えば、札幌のデパートでは催事場での売上記録を作ったことだってありますしね。表彰ものですよ。ですから、デパートのウラ事情については、かなり詳しいです。でも、今ここではそういうことは、求められていませんよね。

私が専門的に知識が深くて広いものといえば、皆さんも食べているドライフルーツとナッツ類についてです。その道のプロでもありますしね。

家庭での定番として、ナッツやドライフルーツといえば、酒のツマミとして、そのまま口に放り込んで味わったり、朝食時にヨーグルトにパラパラと入れて食べたりするのではないでしょうか。たまにカレーに加えてみたり、細かく刻んでドレッシングに入れたり、などもありそうですよね。もちろん、それも美味しいです。

まず、基本的にドライフルーツは、加糖してないものを選んで買って下さい、と、アドバイスします。素材そのものの持っている個性的な味わいや、うま味を楽しんでほしいからです。それに、ジャリっと舌に砂糖が残るのはなんとも不快ですし。

それから、ドライフルーツをカットするときには、包丁やナイフではなくハサミを使います。そうすると、美しく刻めるし、どっかへ飛んでっちゃったりもしませんよ。

さて、ドライフルーツの妙味がどこにあるかといえば、組み合わせなんです。それを知って食べることで、まったく違う食味となります。

まず、お洒落アイテムとして用意するのは、爪楊枝。これが重要です。で、パインをハサミで１／１２ほどに切り、それでもってインカベリー（食用のホオズキの実）を包み、楊枝で留めて完成です。パインのほの甘さが、インカベリーの酸っぱさを抑えて、円やかな、独特なうま味になります。そして、とても美味い。スパークリングの白ワインとの相性がバツグンですしね、うっとりしますよ。

パインとインカベリーは、無糖のものを用意して下さい。

カットしたパインで、インカベリーを包みます。

もうひとつのお薦めは、イチジクです。イチジクをハサミで切って２枚に開きます。それを皿のように用いてレーズン、マンゴー、それとクルミを乗せましょうか。最後にチーズも乗せてオーブンで溶かしてから、食べてみて下さい。こうなるとちょっとした料理でしょ？　肉やチーズとよく調和するイチジクは、タンパク質の分解促進効果があります。こっちはもちろん、赤ワインにとてもよく合います。