野村川湯YH COUNTDOWN 2023年 サマーミーティング・ファイナル | 野村川湯YH 野村川湯ユースホステル

COUNTDOWN 2023年 サマーミーティング・ファイナル

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川湯温泉の名を高めた人

 

歳を重ねるに連れて、興味がじわっと湧いてくるもののひとつに、大相撲があります。

まだユースがあった当時、川湯温泉の奥まった区画に、「大鵬の実家」と控えめな看板が出され、名横綱・大鵬(1940−2013)が少年時代を過ごしたという家が建っていて、見学に行ったことがありました。

かつてはただの雑木林が、今や「川湯の森」という散策路に整備されました。撮影=直ちゃん(以下同)

外からちらっと様子を窺っただけで、人が住んでいたか、いないのか、知りません。現在では、立派な「大鵬相撲記念館」が温泉街の一画に建てられ、顕彰されているそうです。「北海道弟子屈町出身 二所ノ関部屋」の大鵬は、町の誉れであり、川湯の名を高めた偉人です。

もうひとり、大鵬ほどの派手さはないながら、文芸から川湯温泉の名を広めた人が、原田康子(1928−2009)です。釧路在住の小説家で、処女出版した「挽歌」(1956年)がドカンと売れ、各局がテレビドラマ化して放映し、映画にもなりました。若い女性と中年男性との不倫を描いたこの小説から、当時、「挽歌族」という流行語まで生まれたらしいです。私がまだ、子供の頃です。

その小説のなかで、不倫相手の男に連れて行かれた場所が、K温泉の古城のようなホテルでした。

温泉街に作られた足湯の施設。

……「わたしはゆっくり温泉町の通りを歩きだした。日射しの強くなりかけた火山灰質の通りに、硫黄の噎せるような濃い匂いがただよい、修学旅行の少女たちが白い花弁のように群れていた。」と、この小説の一節が文学碑となり、雑木林を整備した「川湯の森」のなかに建てられています。

原田康子「挽歌」の文学碑。この小説には、硫黄山の様子も描かれています。

相撲と不倫という、文武両方向から感じて歩く、オトナの川湯温泉街も、かつてとは違っていいものです。(ゆ)

 

 

 

 

■「野村川湯 サマーミーティング・ファイナル」開催のお知らせ

 

日時◎2023年7月21日(金)、22日(土)、23日(日)

21日/川湯温泉街にて宴会(居酒屋)

22日/ 川湯温泉駅前周辺にてミーティング(パーティ)

23日/ 詳細未定

 

宿泊◎川湯温泉街のホテル(希望者には、推奨ホテルをメールします)

 

◎相乗り、相部屋希望者はメール下さい。

◎昼間はすべて自由行動です。

◎家族・夫婦で参加の場合は、部分参加もOKです。

 

◎立案+代表幹事=トモノ(友野 正)

◎参加、問い合わせなど=nomurakawayu@gmail.com

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