あいつを求めて
昭和50(1975)年5月1日(木)
このノートの第1ページ目を飾るという自信はないけれど、つれづれのまま書いてみようと思います。
私は広島からやって来た者です。初めての北海道で、何に対しても目を見張るばかりです。今日、この野村(川湯)ユースに来て感じたことは、ペアレントの方が非常に親切で、家庭的な暖かさがあって、まるで我が家に帰ったような気がするということ。
これはまったくすばらしいことだと思います。今は別に、家に帰りたいという気はないけれど、やはり家庭的な雰囲気のところに来ると、ホッとします。本当は帰りたいのかな!?
2日前頃までは、ただ何となくという気持ちだったけれど、今では何を求めて、北海道に来たのかなと考えるようになりました。
あれこれと考えてみたけれど、結局はあいつのことを求めてではないかという結論に達しました。
今度、北海道に来るときは、あいつが泊まったYHを求めて行ってみようと思う。
広島イモ娘の会 次長
白鳥は飛ぶ
S50.5.1
東京より、ぶらりと北へやって来ました。
何のあてもなく、何をというわけでもなく、古めかしいトランク1つで……。
小樽へ行ったら大王ラーメンというラーメン屋へ行ってみてネ。
3杯食べたら1万円もらえます。あとは行ってからのお楽しみ。
気のむくままに、北海道を動いています。
旭川から、急に北の海が見たくて網走まで飛びました。浜小清水でオホーツク海の浜辺を歩きました。誰もいない。寒い日でした。
デモ涛沸湖の白鳥が、私のために飛び立って見せてくれました。
東京のトベちゃんこと早川でした。
美しいもの
50.5.1
もう今日で、1週間目なんだよ。
雨の中や霧の中、自転車こいでます。
目的なんぞありゃあしない。
ひとり、美しいものにあこがれて、きっとあるはず北海道。
古太郎
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