もう少しだけでも眠り続けたい
相談者●Yさん 男 60歳代
若い頃は、一度寝てしまうと、火事があっても、雷が鳴っても気がつかずに、朝までぐっすりと眠れ、まったく起きませんでした。
ところが最近、夜中に自然に目が覚めてしまい、目が覚めると同時に、トイレに行きたくなります。用を足してみると、かなり溜まってます。ひょっとすると、膀胱が一杯になっていて、そのために自然に目が覚めるのかも知れません。
周囲の同年配の人たちに話すと、皆も大体、そんなもんだ、みたいなことをいいます。だとしても、夜中や明け方近くにトイレに立つと、すぐには眠れずにスマホを弄ったりして、どうしても睡眠不足になり勝ちです。仕事や車の運転にも影響しますし、もう少しだけ深く眠り続けたい、と願います。
ついでに加えていうと、朝起きると、股間の衰えを著しく感じます。もう私は、子孫を残す必要もないのですが、軟弱な姿は、なんとはなしに寂しいものです。
以上のこと、できればどうにかならないものか、と思っております。助言を下さい。
無理に眠ろうとするんじゃない!
回答者●らんさあ(国分秀夫)
相談者の方、かつては火事があっても目覚めることがなかった、とのことですが、その頃に火事に遭わなくてよかったですね。
ところが、最近夜中に目が覚めてしまうとの相談ですが、目が覚めていいではありませんか。もし、目が覚めなかったらどうなっていますか? 膀胱が一杯ですよ。膀胱が破裂するか、膀胱の内容物が尿道から知らずうちに出てくるかですよ。
就寝中の尿意がいやなら、寝る前には水分を控えましょう。特にアルコール。
次に、目が覚めた後に、再睡眠に入れないわけですね。スマホを見るのは眠りたくない時でしょう。
眠ろうとする時はヒツジを数えるのですよ。私は孫に、桃太郎、浦島太郎などのお噺しをすると、孫より先に寝入っていまいます。
それより、あなたは(私も)有効に使える時間は、日一日と少なくなっています。無理に寝ようとしません。眠れないときは電気をつけて、哲学書を読みましょう。朝まで読めたらラッキー。私は睡魔に勝てません。
股間の衰えとは、男性機能のことと解釈します。
世の中、このての情報は氾濫していると思いますので、サプリメント、筋肉体操など色々確かめてみましょう。そして、有効なものがありましたら報告願います。薬もあります。
子曰、
「吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(したが)ふ。
七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず。
[口語訳]
子曰く、
「私は十五歳のとき学問に志を立てた。
三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。
四十歳になると、心に迷うことがなくなった。
五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。
六十歳になると、人の言うことがなんでも素直に理解できるようになった。
七十歳になると、自分のしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏みはずすことがなくなった」と。
ちなみに、私は十四歳かな。■
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