第13回
シンプルに焼くのが一番
鹿ロースの焼き肉
直ちゃん(松田直子)
早いもので、先頃、母さんの一周忌を終えました。
法要に参列するため、札幌から二男夫婦が川湯に帰省していたので、料理を作りました。
北海シマエビは、兄さんからもらったものです。
野付湾や能取湖、サロマ湖などが産地として知られ、なかでも尾岱沼産の北海シマエビは、ブランドとして売り出しています。漁獲量も限られ、でも人気は高く、となると、なかなかお高いのでね、いつもは手が出ません。
このエビは漁を終えて港に陸揚げされたら、新鮮なうちにすぐ塩茹にされ、冷凍されたものが流通します。鮮度が落ちるのが、とても早いためです。
食べるときには、冷蔵庫内でゆっくり自然解凍するか、または流水でも解凍できますが、私は自然派ですね。ですからこのエビについては、私はなにも調理をしてなくて、皿に並べただけ。
味は、絶妙な塩味がついていて、しかも甘エビやボタンエビなどと比べても、甘み、うま味ともに、断然、深く感じられ、プリッ、ホロっとしてますよ、美味~い。今回のは、サイズも大きく、とくに食べ応えがありました。兄さんに、感謝です。
それと料理としては、今回はジビエです。
この辺を車で走っていると、鹿が轢かれて道路脇に横たわっているのをよく見かけます。もちろんそういうのは、私は食べませんけどね。
知り合いに猟師のお父さんがいて、鹿肉を分けてもらっています。その猟師さんが、上手に捌いて処理してくれるので、臭みなんてまったく感じないし。肉の部位については、やっぱりロースがうま味があって、しかも柔らかくて、美味しいと思いますね。鹿肉は、ロースが一番ですよ。(談)
☆鹿ロースの焼き肉
[ポイント]
★ちゃんと血抜き処理された鹿肉を手に入れる。
★ロースを使うと、柔らかく、美味しい。
[材 料]
鹿ロース肉 1キロ
水 300ミリリットル
塩 15グラム
砂糖 15グラム
ニンニク、ショウガ 適量
レモン、山わさびは、お好みで。
[作り方]
1,食べる予定の1日前に、ロース肉を適当なサイズに切り、ブライン液に漬けて下味をつけておく。
2,焼く前に、おろしニンニクとショウガをよく揉み込む。
3,そのまま2をシンプルに焼きます。夏場のBBQで焼いても、大好評です。4,焼き上がったら、お好みにより、レモンや山わさびをつけて食べます。
☆山芋コロコロ
秋に、長芋の規格外品を、知り合いの農家さんから、いつもまとめて箱買いしています。1箱10キロ入っていて、それを30箱くらい頼みます。ウチで全部? を食べるんじゃなくて、私が代表してまとめ買いし、知人友人に分けています。ウチは3箱くらいですよ。
肉じゃがや筑前煮に、ジャガイモや里芋の替わりに長芋を使ったりするのも、美味しいんですよ。囚われずに、私なりに使い方やレシピを工夫して食べています。
それで、この長芋を長期保存するために私が考案し、名付けたのが「長芋コロコロ」。外はカリカリ、なかはトロリって感じですね。
[ポイント]
★下味をしっかりとつけておく。
★くっつかないようにバラして冷凍する。
[材 料]
長芋 3~5本
水、麺汁、みりん、酒
分量は量ったことがなく、いつも適当です。お好みの適量で。
マヨネーズ、トマトケチャップ
[作り方]
1,長芋に下味をつけるため、水、麺汁、みりん、酒で煮たら、そのまま1日ほどおく。
2,その煮汁をよく切って片栗粉をまぶし、くっつかないようにバラして冷凍保存する。
3,食べるときに、冷凍をそのまま油で揚げて、オーロラソースなどで食べる。
コメント