家で食べるご飯は、いつも格別です。
飽きずに美味しく、栄養にも気が配られていて、お腹が減る頃になると、台所からはいい匂いが漂ってきます。
なぜ、家のご飯が楽しく、美味しく味わえるかといえば、誰が料理を作ったとしても、そこには無償の愛が、パラパラとふり掛けられているからだと思います。
じっくりと、丁寧に、家庭料理を作ってきたであろう、ミホ、直ちゃん、あさ子の3人に、我が家の味やコツ、巧妙な手抜きの方法など、紹介してもらおうと思います。
第15回
根菜ゴロゴロの
ミネストローネと
餃子の皮でコロッケ
地元産の野菜で作る
あさ子(岡部あさ子)
川崎市麻生(あさお)区に住んで、30年以上経ちました。
ここは川崎市でも端っこのほうなので、田んぼや畑も残っています。自宅から車で5分ほどのところに、JA直営の大型農産物直売所があるので、時々、大量買いしています。ここはいつも地元産の野菜が並び、新鮮で安いんです。地産地消ですね。今回は主に、そこの野菜を使いました。
ちょっと地元のプチ自慢ですが、麻生区は昨年、男女ともに平均寿命日本一になりました。男性が84.0歳、女性が89.2歳だそうです。丘陵地帯を開発した街なので、坂道が多いんです。ところが、高齢者も買い物や病院通いなどで坂道を行き来しているので、自然に足腰が鍛えられているようです。
健康の秘訣は、食と貯金ならぬ貯筋かもですね。
先日、「根菜ゴロゴロのミネストローネ」、もうひとつ「餃子の皮でコロッケ」を作ったので、紹介します。■
☆根菜ゴロゴロのミネストローネ
〔ポイント〕
★野菜は小さく切ったほうがたくさん食べられます。
★お好みで、じゃがいも、きのこ、長ネギなど入れても美味しい。
★多めに作って冷凍しておくとアレンジできます。
ケチャップを足して、ナポリタンにしても美味しいですよ。
〔材料〕4人分
大根 1/4本
にんじん 1/2本
ゴボウ 1/2本
レンコン 100g
ズッキーニ 1/2本
玉ねぎ 1/2個
ベーコン 2枚
水 カップ3(600ml)
ホールトマト 1缶
オリーブオイル 大さじ1
ニンニク 2片
コンソメ 2個
1.フライパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにしたニンニクを炒める。
ズッキーニ以外の野菜を加え炒め、塩コショウする。
2.野菜に火が通ったら、水とホールトマトとコンソメを入れ、煮込む。
3.沸騰したらズッキーニを加えて煮る。
☆餃子の皮でコロッケ
〔ポイント〕
★コロッケの衣を餃子の皮で。
★具を多めに作っておくと、アレンジできます。
翌日は、ホワイトソースと牛乳でやわらげてポテトグラタンに。
〔材料〕2~3人分
ジャガイモ 5個(400g)
玉ねぎ 小1個(100g)
豚ひき肉 200g
バター 10g
餃子の皮 大判10枚
サラダ油 適量
1.ジャガイモを茹でる。小さじ1程度の塩を入れて塩茹でする。
2.玉ねぎのみじん切りを炒める。きつね色になったらバターとひき肉を入れ、さらに炒め塩コショウで味を調える。
3.2にジャガイモを加え混ぜる。
4.餃子の皮で包み、油で揚げる。油は少なめでOKです。
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