野村川湯YH わたしのランチ×俺の昼飯 | 野村川湯YH 野村川湯ユースホステル

わたしのランチ×俺の昼飯

指名連載 わたしのランチ×俺の昼飯

哲人ソクラテスは、「生きるために食べ、食べるために生きてはならぬ」といい、中井貴一は「サラメシ」で、「ランチを覗けば、人生が見えてくる」といっています。

ここでは、人柄がほの見えるかのような最近、食べたランチを紹介してもらいつつ、ついでに、しばらく会わないあの人や、仲間たちに、近況なども知らせてもらおうと思います。

……とっておきの昼ご飯を、お裾分けしてもらいましょう。

 

幸せを感じるランチ
ユリちゃん(横関百合子)

 

外観は、あれっ、と感じるくらい、ひっそりとした佇まい。

店内に入るとインテリアは、欧風アンティーク風に統一されていて、落ち着いた感じで、内と外側の雰囲気が異なるイタリアン・レストランです。

店にひとつだけある象徴的な窓は、碧く、海の底のようにも見えて、幻想的でした。

 

店のなかにはひとつだけの、大きな窓が設えられていて、借景といえば、そうなんですが、まるで後期印象派の画家の誰かが描いた絵みたいに、外の樹木の葉が風に揺れているのが美しく眺められ、心に残ります。

さて、この日のランチは、息子夫婦のお嫁さんの、誕生日のお祝いの会であり、この頃は、仕事や学校に忙しく、家族みんなが顔を揃える久々の昼食になりました。……といっても、じいじ(フッコ/夫)だけは、仕事のために途中からの参加になりましたが。

一切の化学調味料を使用しないで、新鮮な素材ばかりを使った料理の数々は、健康的で、美味しく食べられました。

こうして子供や孫たちが、美味しい料理を頬張りながら、祝い、語らう充実したランチになりました。3世代に渡る家族それぞれが健康で、思い思いの話をし、食べて、ゆっくりできるのって、とても幸せなんだなぁ、と、改めて実感しましたね。

それに、ふたりの孫娘たちの元気で、健気な様子を見ていると、家族の代がしっかりとつながっているのも実感できて頼もしく、将来が楽しみですし。

……ところが残念ながら、この孫娘たちとじいじの関係だけは、今のところ、ちょっとギクシャク? しています。なぜかといえば、じいじはいつも川湯ノリの、たとえば、家の近所に猿がいて、毎朝、木の枝先から「こんにちは、いってらっしゃ~い」といってたよ、とか、じいじの友だちがホームレスから大金をもらって「頑張れよ」といわれただの、鮎がジャンプして長良川から飛び出たと思ったら、ウインクしてたぞ、など、とんでもない冗談ばっかりをいうもんですから、とくに下の孫娘からは「じいじは、いつも嘘ばっかりいうも~ん~」とかいいながら、じじの膝へとジャンプ! してますよ(笑)。

カンテ・マンフィーラ/ビストロ イタリアン 岐阜市岩地町3−1−1

そうしたやり取りを、家族みんなで微笑ましく眺めていられるのも、やっぱり幸せのひとつの形なのかもしれませんし。そんなふうに楽しく、有意義な、私たちの今日のランチを紹介しました。■

 

・ユリちゃんからの指名による次回の担当は、囚人服です。

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